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昭和女子大学・実践女子大学の総合型選抜を比べる。課題を全文見せる2つの女子大

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昭和女子大学と実践女子大学の総合型選抜を2027年度要項で比べました。どちらも事前課題の設問文を全文公開し、配点も学科ごとに公開しています。昭和は全学科が黒ボールペンの手書き指定、実践は手書きでもPC入力でもよく「選考に影響しない」と明記。各大学の詳細は個別記事にまとめています。

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東京の女子大2校です。★どちらも「当日何が出るか分からない」入試ではありません。

★事前課題の設問文を全文公開し、配点も学科ごとに公開しています。★当日の小論文だけはテーマが伏せられているという構造も共通です。

★最も大きな違いは、書類を手で書くかどうかです。★昭和女子は全学科が黒ボールペンの手書き指定、★実践女子は手書きでもPC入力でもよく「選考には影響ありません」と明記されています。

この記事は2校を★横に並べて違いを見るためのものです。★各大学の詳しい内容は、それぞれの個別記事にまとめています。

必ず最新の入学試験要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。各大学の要項の確認日は個別記事に書いています。

2校を並べる

昭和女子大学 実践女子大学
★方式の数 ★2方式(多面評価型/基礎学力テスト型) ★Ⅰ〜Ⅲ期×4方式=実質8ラベル
★募集人員 ★多面評価型238名/基礎学力テスト型88名 ★Ⅰ期142名/Ⅱ期62名/Ⅲ期15名(★方式別の内訳は非公開)
★学部・学科 ★7学部17学科 ★6学部(人間社会学部は★3学科を一括募集)
★配点 ★学科ごとに公開 ★学科・期・方式ごとに公開
★事前課題 ★10学科(設問文を全文公開) ★7学科・期(設問文を全文公開)
★書類の筆記具 ★全学科が黒ボールペンの手書き(例外は基礎学力テスト型の活動報告書) ★手書きでもPC入力でもよい(「選考には影響ありません」と明記)
★他大学との併願 ★15学科が併願可(★現代教養・初等教育のみ専願) ★基礎学力試験方式の【併願】【国文学科独自型】だけ可。★他は専願で辞退不可
★評定の基準 ★なし ★なし
★既卒 ★年限制限なし ★卒業後5年以内(2022年3月以降)
★過去問 ★2年分公開。★多面評価型に解答編なし ★基礎学力試験方式と国文学科Ⅱ期だけ。★その他は「非公開です」と明記
★特待生 ★なし(「特待」が0件) ★なし(「特待」が0件)
★生成AI ★要項に0件。★ただし環境デザイン学科の課題PDFにコース別の記載あり ★要項122ページ+様式20本で0件
★検定料 ★35,000円。★基礎学力テスト型は3学科目から1万円 ★1出願あたり35,000円。★割引なし
★会場 ★多面評価型は世田谷のみ/基礎学力テスト型は4会場 ★学部でキャンパスが決まる(渋谷/日野)。★地方会場なし

課題の公開のしかたは同じ、量が違う

★どちらも事前課題の設問文を全文公開しています。

大学 課題の分量
★昭和女子大学 ★800字程度〜1,000字程度(学科による)。★「以内」と「程度」が学科で分かれ、その別は課題PDFでしか分かりません
★実践女子大学 ★600〜800字(国文Ⅰ期)/1000〜1200字(食科Ⅰ期)/1200〜1600字(管理栄養Ⅰ期)/2000字程度(現代生活)

★実践女子のほうが分量が大きいです。★現代生活学科の2000字程度(800字+1200字)が最長で、★統計データの添付も必要です。

★実践女子の管理栄養学科だけ指定書籍(税込2,970円)を買う必要があり、しかも「自筆のみ。PC入力は不可」です。

★どちらも課題のテーマは年度ごとに差し替わります。

課題の型が似ている

★両校に「社会問題を挙げて→理由→解決策」という型があります。

大学・学科 設問の型
★昭和女子 福祉社会/現代教養/初等教育/食安全マネジメント ★「問題を挙げ、① 着目した理由を述べ、② 解決策を根拠を示しながら提案しなさい」(4学科が同型)
★実践女子 食科学科Ⅰ期 ★「…双方が満足できる食のあり方について、具体例を挙げながら、あなたの考えを述べなさい」
★実践女子 現代生活学科 ★「①統計データを見つける→②そのデータに基づいて問題を述べる(800字程度)→③問題解決に向けて必要なこと(1200字程度)→④論題を付ける」

★実践女子の現代生活学科は「論じるにあたっては『事実に基づく』ことを求めます」と明記されていて、★データを自分で探すところから課題に含まれています。

★どちらにも「文献を読むことが条件」の課題があります。昭和女子の歴史文化学科は★「必ず…関連する文献を少なくとも一冊読んだ上で、その文献の内容に触れながら」、実践女子の生活文化学科は★大学が課題文の出典を示して読ませる形です。

書類を手で書くかどうかが正反対

大学 筆記具
★昭和女子大学 ★全10学科の課題が「黒ボールペンで記入しなさい(消せるペンは不可とする)」。自己報告書も黒ボールペンの手書き。★例外は基礎学力テスト型の活動報告書だけ(「自筆またはパソコン入力等」)
★実践女子大学 ★エントリーシートは「PDF(手書き)とWord形式(PC入力)どちらを選択しても、選考には影響ありません」と明記。★PC入力はMS 明朝10.5pt。★例外は管理栄養学科の事前課題だけ(自筆のみ)

★昭和女子は手書きが原則で例外が1つ、実践女子はどちらでもよいのが原則で例外が1つという、ちょうど逆の構造です。

★昭和女子の自己報告書には強い警告があります。

★注意)必須項目1が無記入(同等の内容も含む)の場合は、他の出願書類も含め評価しません。

併願の条件が大きく違う

大学 専願/併願
★昭和女子大学 ★多面評価型は15学科が併願可(★現代教養学科・初等教育学科だけ専願)。★ただし出願できるのは1学科のみ。★基礎学力テスト型は全学科併願可で、最大17学科
★実践女子大学 ★原則専願で、出願後の辞退ができません。★例外は基礎学力試験方式の【併願】と【国文学科独自型】だけ

★昭和女子のほうが併願しやすい設計です。★基礎学力テスト型なら最大17学科に出願でき、3学科目からは1万円です。

★実践女子は専願が原則で、★専願の方式に出願すると辞退できません。

★昭和女子の現代教養学科・初等教育学科は2次面接に「入学意志の確認」が含まれます。

学校推薦型選抜との境界

大学 判別材料
★昭和女子大学 ★総合型は「人物紹介書」、公募制推薦は「推薦書【厳封】」。★人物紹介書は推薦書ではなく、親族・友人以外の「客観的に紹介できる方」が書きます。★公募制推薦は評定平均値3.4以上が全学科共通
★実践女子大学 ★総合型の出願書類に推薦書は一切ありません。★実施時期も違う(総合型=10/11・12/13・3/4、学校推薦型=11/15・11/22)

★どちらも「推薦書があるかどうか」で見分けられます。

★昭和女子の人物紹介書には10項目×4段階の評価欄があります(論理的思考力・積極性・誠実さ・独創性・協調性・コミュニケーション能力・思いやり・向上心・忍耐力・勤勉さ)。

当日の小論文は、どちらも字数が非公開

大学 当日の小論文
★昭和女子大学 ★2次の小論文があるのは6学科(800字/60分)。★11学科にはありません
★実践女子大学 ★学科・期によって実施。★小論文を一度も当日実施しない学科が4つ(国文、生活文化の両専攻、現代生活)

★どちらも当日の小論文の字数が要項に書かれていません。実践女子は要項122ページで「字数」が0件、昭和女子も要項には「800字」とだけ書かれています。

★どちらも「模擬授業を受けてから書く」方式があります。

大学・学科 内容
★実践女子 環境デザイン学科Ⅰ・Ⅲ期 ★模擬授業+課題レポート(10:45〜12:35)
★実践女子 人間社会学部Ⅱ期 ★模擬授業30分+小論文60分

★昭和女子には模擬授業型がありません。

作品・実技系の扱い

大学・学科 内容
★昭和女子 環境デザイン学科 ★4コースから1つ選んで作品制作(模型/ランチボックス/ポートフォリオ/企画書)。★2次の面接で3分のプレゼン。★持ち込めるのは提出したポートフォリオと模型だけ
★実践女子 環境デザイン学科 ★探究学習活用型で作品やポートフォリオの当日持参も可

★昭和女子の環境デザイン学科には重要な落とし穴があります。★「プレゼンテーション(3分程度の発表と、質疑応答)」という記述は課題PDFにしかなく、要項30面で「プレゼンテーション」は0件です。★要項だけを読むとプレゼンの存在に気づけません。

プレゼンの形式

大学 プレゼン
★昭和女子大学 ★環境デザイン学科だけ(3分程度の発表+質疑応答)
★実践女子大学 ★【プレゼンテーション型】で実施。発表★5分/5〜10分/10分、質疑応答★10分/15分/20分の組み合わせが学科ごとに違う。★資料はPowerPointかPDFで手書き不可、★USBメモリ(Type-A)で持参

★実践女子の国際学科はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期でテーマが変わります(国際問題→異文化→日本文化発信)。

★実践女子の美学美術史学科Ⅱ期は発表5分に対して質疑応答20分で、★質疑応答の配点が40点(資料30点)と質疑が重い配分です。

★どちらもグループディスカッションは実施しません。

配点の読み方

大学 注意点
★昭和女子大学 ★管理栄養・健康デザインの2次面接だけ50点(他は100点)。★国際教養の面接100点は「日本語70点+英語30点」。★環境デザインは2次の満点が470点
★実践女子大学 ★国文学科・英文学科は「ES+調査書」がセル結合で、表示点数は2つ合わせて。★基礎学力試験方式は【専願】150点・【併願】120点(他方式は100点)

★実践女子のセル結合は読み間違えやすいところです。他学科はESと調査書に別々の点数が付きます。

本番より前に来る締切

大学 締切
★昭和女子大学 ★個別入学資格審査が2026年6月22日必着(★申請前にアドミッションセンターへ連絡が必要)/★受験上の配慮は電話が出願開始1か月前、申請書が2週間前
★実践女子大学 ★Ⅰ期の配慮申請と入学資格審査がどちらも2026年7月31日(★出願開始9月1日の1か月以上前)

★どちらも出願より前に動く必要があります。★昭和女子の6月22日が最も早いです。

★どちらもオープンキャンパス参加は出願要件ではありません。昭和女子は「出願に必須ではありませんが…ぜひご参加ください」(推奨)、実践女子は★成果物の出所の一例として挙がるだけです。

加点・資格の扱い

大学 扱い
★昭和女子大学 ★「知識・技能」「主体性」で10点満点の加点。★インターネット出願登録時に選択しないと加点対象になりません。★主体性は6役職だけで「クラスや学年規模の役員は対象としない」と明記
★実践女子大学 ★加点制度はありません。★高校時代活動アピール方式の評価項目【B】語学が「CEFR B1相当以上」で、活動報告書の評価対象になります

★昭和女子は英語資格の基準が加点用(英検CSE1950以上)と免除用で別です。

★実践女子で英語資格が出願要件なのは国際学科【グローバル】だけ(CEFR B2相当以上)です。

2027年度の変更

大学 変更
★昭和女子大学 ★基礎学力テスト型が公募制推薦から総合型選抜に移った(大学が「公募制から入試区分が変更された」と告知)。★総合情報学部の12月期が廃止され全17学科が同一日程に。★1次筆記を課す学科が5→7に
★実践女子大学 ★基礎学力試験方式に【専願】を新設(2026年度は併願制のみ)。★基礎学力試験方式の過去問が初めて公開。★国文学科Ⅱ期の出題作品が森鴎外「舞姫」→川端康成「伊豆の踊子」に変更

★どちらも「基礎学力試験」系の方式を2027年度に動かしています。昭和女子は公募制推薦から総合型へ移し、実践女子は専願制を追加しました。

★どちらも2026年度の要項PDFが入手できず、差分の検証に限界があります。★募集人員の増減や配点の年度間比較はできていません。

過去問の公開状況

大学 公開されているもの
★昭和女子大学 ★2年分(2026・2025年度)。★多面評価型の小論文・適性テストには解答編が付きません。★「出題の意図.pdf」も一般入試のものだけ。★大学が小論文対策講座の資料も公開(出題傾向の整理つき)
★実践女子大学 ★基礎学力試験方式(赤本オンライン)と国文学科Ⅱ期の昨年度問題だけ。★「その他の総合型選抜の過去問題については非公開です」と明記

★昭和女子のほうが公開範囲が広いです。★大学が公開している小論文対策講座の資料に出題傾向が整理されています。

★昭和女子大学で出題される小論文の傾向 A 字数…800字〜1000字 B テーマ…言語・家族・医療・自己・経済・労働・食・教育・社会・歴史・福祉・宗教・建築など、学科に対応 ★小論文の種類 A 課題文を読んで、内容をまとめたうえで意見を述べる/B グラフや表を読み取り、データをもとに意見を述べる/C 与えられたテーマにそくし、意見を述べる

★実践女子は国文学科Ⅱ期だけ出題の考え方が要項に書かれています。★「当該作品をしっかりと読み込み、授業ノートや便覧・ワークブックを用いて準備すれば、充分に対応できる範囲の設問」

入試結果の公開のしかた

大学 公開される列
★昭和女子大学 ★志願者数/二次受験者数/合格者数/倍率の4列。★1次選考の受験者数は列そのものがありません。★合格最高点・最低点・満点は非公開
★実践女子大学 ★【専願】は志願者数と合格者数の2列だけ。★【併願】だけ受験者数・倍率・満点(120点)・合格最低点まで公開

★どちらも専願系の方式では途中の数字が出ません。

★実践女子は【専願】3方式をまとめて1列で集計しているので、方式別の内訳も分かりません。

★昭和女子は1次で筆記試験を課した学科の志願者数と二次受験者数の差が大きいです(心理学科は105→47)。

生成AIの扱い

大学 記載
★昭和女子大学 ★要項30面で0件。★ただし環境デザイン学科の課題PDFにコースごとの記載があり、「過程は可・成果物は禁止」「記載必須」「全面禁止」「記載なし」の4通りに分かれています
★実践女子大学 ★要項122ページ+様式20本で0件。★事前課題・エントリーシート・成果物の作成に使ってよいかは、どこにも書かれていません

★昭和女子の環境デザイン学科は、同じ学科の中でコースによって扱いが違うという珍しい状態です。

★どちらも要項本体には記載がないので、学科の課題PDFまで確認する必要があります。

どこから手をつけるか

順番 やること
1 ★昭和女子は2方式、実践女子は8ラベルのどれで受けるか絞る。★他大学と併願したいなら、昭和女子は15学科が可、実践女子は基礎学力試験方式の2つだけ
2 ★自分の学科に事前課題があるか確認する。★どちらも設問文が全文公開されています
3 ★筆記具を確認する。★昭和女子は黒ボールペンの手書きが原則、★実践女子はPC入力でも選考に影響しません(例外あり)
4 ★配点表を読む。★実践女子の国文・英文は「ES+調査書」がセル結合なので読み間違えやすいです
5 ★過去問を読む。★昭和女子は2年分(解答編なし)+対策講座の資料、★実践女子は基礎学力試験方式と国文Ⅱ期だけ
6 ★本番前の締切を押さえる。★昭和女子の個別入学資格審査が6月22日、★実践女子のⅠ期の配慮申請・資格審査が7月31日

まとめ

  • ★どちらも事前課題の設問文を全文公開し、配点も公開しています。★当日の小論文だけは字数もテーマも伏せられています
  • ★書類の筆記具が正反対。★昭和女子は全学科が黒ボールペンの手書き(例外は基礎学力テスト型の活動報告書)、★実践女子は手書きでもPC入力でもよく「選考には影響ありません」と明記(例外は管理栄養学科の自筆のみ)
  • ★課題の分量は実践女子のほうが大きいです(現代生活学科の2000字程度+統計データ添付が最長)。★管理栄養学科は指定書籍を買う必要があります
  • ★併願は昭和女子のほうがしやすい。★多面評価型は15学科が併願可(★基礎学力テスト型なら最大17学科、3学科目から1万円)。★実践女子は原則専願で辞退不可です
  • ★どちらも「推薦書があるかどうか」で学校推薦型と見分けられます。★昭和女子の「人物紹介書」は推薦書ではなく、親族・友人以外が書きます
  • ★実践女子だけ模擬授業型があります(環境デザイン学科と人間社会学部)
  • ★昭和女子の環境デザイン学科は、2次のプレゼンが課題PDFにしか書かれていません。★要項30面で「プレゼンテーション」は0件です
  • ★どちらも評定の基準がなく、グループディスカッションもありません
  • ★過去問は昭和女子のほうが公開範囲が広い(2年分+対策講座の資料)。★実践女子は「その他は非公開です」と明記しています
  • ★どちらも専願系の方式では入試結果の途中の数字が出ません(昭和女子は1次受験者数の列がなく、実践女子の【専願】は志願・合格の2列だけ)
  • ★どちらも特待生制度がありません(両校とも「特待」が0件)
  • ★2027年度はどちらも「基礎学力試験」系の方式を動かしました。昭和女子は★公募制推薦から総合型へ移し、実践女子は★専願制を追加しました

各大学の詳しい内容は個別記事にまとめています。昭和女子大学/実践女子大学。

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方にまとめています。志望理由の書き方は志望理由書の完全ガイド、資料を読み取る出題は複数資料の小論文、要約の練習は課題文の要約、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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