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千葉工業大学・千葉商科大学の総合型選抜を比べる。課題を先に見せる2校

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千葉工業大学と千葉商科大学の総合型選抜を2027年度要項で比べました。どちらも課題を事前に見せますが、千葉工業は本番の問題用紙を3年分公開、千葉商科は要項に課題文を全文掲載という違いがあります。千葉工業は小論文なし・配点非公開、千葉商科は小論文1,000字・配点全公開です。各大学の詳細は個別記事にまとめています。

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千葉の私立2校です。★どちらも「当日何が出るか分からない」入試ではありません。

★千葉工業大学は本番の問題用紙を3年分、実物で公開しています(当日の講義スライドまで)。★千葉商科大学は小論文の課題文を要項に全文掲載しています。

★ただし公開のしかたが正反対です。千葉工業は★過去に出たものを見せる、千葉商科は★これから出すものを見せるという方式です。

この記事は2校を★横に並べて違いを見るためのものです。★各大学の詳しい内容は、それぞれの個別記事にまとめています。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。各大学の要項の確認日は個別記事に書いています。

2校を並べる

千葉工業大学 千葉商科大学
★区分の数 ★1本(総合型(創造)選抜) ★3系統9出願区分
★募集人員 ★261名(16学科の合計。★学科別まで公開) ★474名(★出願区分別の内訳は非公開)
★小論文 ★なし(「小論文」が要項で0件) ★あり。1,000字を出願時に提出(5区分)
★当日の試験 ★学科ごとの課題演習(2日間) ★面接が中心。筆記は2区分だけ
★配点 ★非公開(「配点」が0件) ★全区分公開
★評定 ★条件なし ★3.0/3.3/3.7の3段階(区分による)
★専願 ★専願ではない。他大学と併願可 ★給費生・一般は第1志望が要件/併願系統は要件なし
★既卒 ★可。年次制限なし ★区分による(給費生C・併願Aは現役のみ)
★課題の公開 ★本番の問題用紙3年分+講義スライド ★小論文の課題文を要項に全文掲載
★出題意図・模範解答 ★非公開 ★非公開
★特待生との連動 ★なし ★あり(給費生=初年度授業料の半額免除)
★生成AI ★記載なし ★注意喚起あり
★検定料 ★30,000円 ★35,000円(★北海道・沖縄県在住者は免除)

課題の公開のしかたが正反対

大学 公開されているもの
★千葉工業大学 ★令和6・7・8年度の「総合型(創造)選抜【課題演習】過年度実施内容」。★受験番号・氏名欄つきの本番の問題用紙そのままに加えて、★当日使われた講義スライドまで収録(令和8年度版は80ページ)
★千葉商科大学 ★小論文の課題文が2027年度の要項に全文掲載(学部・学科・選抜区分ごと)。★出願時に提出する方式なので、年度当初から何を書くか分かっています。別に★学力テスト系の例題が問題と解答つきで公開

★千葉工業は「過去に何が出たか」が分かり、千葉商科は「今年何を書くか」が分かります。

★千葉商科だけ解答つきの例題があります(一般A基礎学力テスト全18ページ/併願B個別学力試験全41ページ)。★ただし小論文の解答例はありません。

★出題意図・模範解答はどちらも非公開です。

※★千葉工業の都市環境工学科は2027年度にテーマが変わりました(水工構造物の設計と防災→防災・減災と都市計画・まちづくり)。★この学科の過去問のテーマはそのまま使えません。

書くものの量と形式

大学・区分 書くもの 字数 形式
★千葉工業 13学科 ★自己評価・志望理由書の項目Ⅰ ★字数指定なし(横罫5行分) ★HBかBの黒鉛筆またはシャープペンシル
★千葉工業 全学科 自己評価・志望理由書の項目Ⅱ(志望理由) ★500字以内(25字×20行) 同上
★千葉商科 8区分 志望動機書・修学計画書 ★1,000字程度(20字×52行) ★自筆記入・鉛筆不可
★千葉商科 5区分 小論文 ★1,000字程度 同上
★千葉商科 2区分 活動実績説明書 ★800字程度 同上
★千葉商科 給費生Dのみ 探究学習レポート ★字数指定なし(A4×2ページ) 同上

★千葉工業は最大でも500字+字数指定なしの短い欄ですが、★千葉商科は区分によって計2,800字を手書きします(併願A・一般C)。

★筆記具の指定も逆です。★千葉工業は鉛筆・シャープペンシル、千葉商科は鉛筆不可です。

当日の試験がまったく違う

大学 当日
★千葉工業大学 ★2日間。1日目に★学科ごとの課題演習(立体制作、ポスター作成、対話分析、Word入力、PowerPoint作成など)、2日目に面接。★1日目は全16学科共通で10月10日12時30分集合
★千葉商科大学 ★1日。面接が中心(10分または20分の個人面接)。★筆記があるのは一般A学力評価型(基礎学力テスト60分)と併願B学力評価型(個別学力試験)の2区分だけ

★千葉工業の課題演習は学科ごとにまったく違います。

  • ★建築学科:立体を作り、デッサンし、200字で説明(120分)
  • ★情報工学科:ポスター作成(★「○○について、私は●●です。その理由は、△つあります」という言い出しの型まで指定)
  • ★認知情報科学科:対話分析課題(★Wordで入力、全体2ページ以内)
  • ★高度応用情報科学科:PowerPointで6枚以内+5分のプレゼン
  • ★デジタル変革科学科:メモ用紙(付箋紙)を解答用紙に貼る

★千葉商科は区分で口述の形式が違います。

  • ★給費生A プレゼンテーション型:★提出した小論文を10分(準備時間込み)でプレゼン+質疑応答5分。★パソコン・プロジェクター不可、黒板またはホワイトボードを使用
  • ★給費生D 探究学習評価型:★口頭試問(概要説明5分+質疑応答10分)。★着席した状態で開始
  • ★その他:20分程度の個人面接(★3分間程度の自己アピールを含む)

配点の扱いが正反対

大学 配点
★千葉工業大学 ★非公開(要項44ページで「配点」0件)。★ただし同じ要項の中で学校推薦型だけ「書類審査30点+読解力テスト20点+面接50点=100点満点」を公開
★千葉商科大学 ★全区分公開(「配点」23件・「満点」13件)。★サービス創造学部だけ給費生B・Cで書類50/面接50(他学部40/60)、★一般A学力評価型は学部で配点が違う

★千葉工業は「同じ要項の中で総合型だけ配点を出していない」という非対称があります。

専願・評定・併願の条件

項目 千葉工業大学 千葉商科大学
★評定 ★条件なし(「評定」は学校推薦型の2ページだけ) ★給費生A/B/D=3.3/給費生C=3.7/併願A=3.7/併願B=要件なし/一般3区分=3.0
★専願 ★専願ではない。要項に「他大学との併願は可能です」と明記 ★給費生・一般は第1志望が出願要件/併願系統は要件なし
★既卒 ★可。年次制限なし ★給費生C・併願Aは現役のみ(他は可)
★学内併願 ★同一試験の中で学部・学科の併願は不可。出願後の志望学科変更も不可 ★同時期の総合型選抜・特別選抜に同時出願不可。★ただし併願B学力評価型だけ追加検定料なしで最大4学部6学科に同時出願可

★千葉工業は評定も専願条件もないので、出願のハードルが低い設計です。

★千葉商科は区分ごとに条件がばらばらなので、★自分が出せる区分を先に絞る必要があります。

★千葉商科は10月期を受験すると指定校制学校推薦型選抜に出願できなくなります。

本番より前に来る締切

大学 締切
★千葉工業大学 ★受験上の配慮事項申請が2026年9月11日必着=願書受付の初日と同じ日。★要項には日付が書かれておらず、大学サイトにしかありません
★千葉商科大学 ★受験および修学における配慮の申し出が各入試期の出願受付開始2週間前まで(10月期なら2026年9月1日ごろ)/★個別入学資格審査での出願希望は2026年8月25日まで/★給費生Cの人物評価書は本学卒業教員に依頼するので前倒しが必要

★どちらも配慮の申請が出願より前です。★千葉工業は要項に日付がないので、大学サイトで確認する必要があります。

★千葉工業は受験票が郵送されません(10月6日頃からマイページで印刷)。★合否確認もインターネットのみです。

★千葉商科も構内での合格発表・合格通知書の交付がなく、電話問い合わせにも応じません。

学費面の扱い

大学 総合型選抜と学費
★千葉工業大学 ★連動なし(要項44ページで「奨学」「特待」が0件)。代わりに★入学前準備プログラム(通信教育)があります
★千葉商科大学 ★給費生=初年度授業料の半額免除(授業料919,000円の半額。★成績基準を満たせば2年次以降も継続)。★対象は給費生総合型選抜4区分と併願の学力評価型だけ

★千葉商科は給費生に選ばれなくても、合格基準に達していれば通常の合格になります。

★千葉商科の併願の活動評価型・一般総合型選抜には給費生枠がありません。

2027年度の変更

大学 変更
★千葉工業大学 ★宇宙・半導体工学部が新設され、同学科の総合型が★16→30に倍増。★先端材料工学科は総合型の募集から消滅(総計261名は据え置き)。★応用化学科の試験形式が変わった(発表用資料の作成→課題。スクリーン投影・書画カメラの記述が消えた)。★「高校の学習範囲を超える」旨の注記を6学科に新設
★千葉商科大学 ★「文化・スポーツ実績」の選抜が総合型→学校推薦型に移動。★一般総合型が適性試験型(CBT・全国7会場)→学力評価型(市川のみ・面接と同日)。★併願学力評価型から面接が消えて個別学力試験300点のみに、★地方会場が仙台1→6都市、★既卒も可に。★給費生Cの評定が3.3→3.7で現役限定に。★検定料32,000→35,000円

★どちらも大学サイトが要項に追いついていない箇所があります。

  • ★千葉工業:大学サイトの学科実施概要表が、応用化学科について★前年度の文言のまま
  • ★千葉商科:文化・スポーツ実績の選抜のURLが★今も sougou(総合)のまま

★どちらも要項の記載が新しいので、要項を採ってください。

生成AIの扱い

大学 記載
★千葉工業大学 ★記載なし(2年続けて0件)。★ただし2026年10月1日付で「【重要なお知らせ】令和9年度入学者選抜に関する受験生へのお願い及び本学の対応について」という記事が公開されていて、本文が空のままです(2026年10月5日時点)。★出願前に本文が出ているか確認してください
★千葉商科大学 ★注意喚起あり。禁止ではありませんが「★不正が疑われることのないよう、自らの責任において十分に考え作成した書類を提出してください」「★上記に反し、出願書類について不正が疑われる場合は、不正行為として取り扱うことがあります」と明記。★不正行為の定義に「提出書類の内容について、面接等において合理的に説明できない場合」も含まれます

★千葉商科は小論文・志望動機書・活動実績説明書・探究学習レポートのすべてを面接で確認されうるので、★自分で説明できない文章を出すと不正扱いになりえます。

どこから手をつけるか

順番 やること
1 ★千葉工業は志望学科の課題演習の中身を確認する。学科でまったく違い、★使う道具(鉛筆/Word/PowerPoint/サインペン/付箋紙)も違います
2 ★千葉商科は9区分のどれで受けるか絞る。評定(3.0/3.3/3.7)と既卒可否が区分で違い、★同時期は1区分しか出願できません
3 ★公開されている課題を読む。千葉工業は★本番の問題用紙3年分、千葉商科は★要項の課題文。どちらも★出題意図・模範解答はありません
4 ★書く量を数える。千葉工業は最大500字+短い自由記述、★千葉商科は区分によって計2,800字を手書き
5 ★配慮の申請が必要なら、どちらも出願より前が締切。★千葉工業は願書受付初日と同じ日(9月11日必着)で、要項に日付がありません
6 ★大学サイトと要項が食い違っている箇所に注意する。どちらも要項が新しいです

まとめ

  • ★どちらも「当日何が出るか分からない」入試ではありません。★千葉工業は本番の問題用紙を3年分(講義スライドまで)公開、千葉商科は小論文の課題文を要項に全文掲載しています
  • ★千葉工業に小論文はありません(要項で0件)。代わりに★学科ごとの課題演習が2日間です
  • ★千葉商科の小論文は当日ではなく出願時に提出する1,000字で、★給費生A プレゼンテーション型はそれを10分でプレゼンします
  • ★配点の扱いが正反対。千葉工業は★非公開(しかも同じ要項で学校推薦型だけ100点満点を公開)、千葉商科は★全区分公開です
  • ★千葉工業は評定条件も専願条件もなく、他大学と併願できます。★千葉商科は区分ごとに評定(3.0/3.3/3.7)と既卒可否が違います
  • ★書く量が大きく違います。千葉工業は★最大500字+字数指定なしの短い欄、千葉商科は★区分によって計2,800字を手書きです
  • ★筆記具の指定も逆で、★千葉工業は鉛筆・シャープペンシル、千葉商科は鉛筆不可です
  • ★特待生との連動は千葉商科だけ(給費生=初年度授業料の半額免除、成績基準を満たせば継続)。★千葉工業は連動なしです
  • ★生成AIの記載は千葉商科だけ。禁止ではありませんが★「面接等において合理的に説明できない場合」も不正行為に挙がっています。★千葉工業は本文が空の「重要なお知らせ」が出たままなので、出願前に確認してください
  • ★2027年度はどちらも変更が大きいです。千葉工業は★宇宙・半導体工学部の新設と先端材料工学科の総合型消滅、千葉商科は★文化・スポーツ実績の選抜が学校推薦型へ移動、一般総合型の方式が別物に
  • ★どちらも大学サイトが要項に追いついていない箇所があります。要項を採ってください

各大学の詳しい内容は個別記事にまとめています。千葉工業大学/千葉商科大学。

千葉の私立大学は城西国際大学・敬愛大学、淑徳大学・中央学院大学、秀明大学・千葉経済大学、麗澤大学・和洋女子大学、東京情報大学・江戸川大学の記事にもあります。

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方、情報・理工系の考え方は情報・理工系学部の小論文、経済系は経済・経営系学部の小論文にまとめています。

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